★企業型DC 陥りやすい罠★
\iDeCoとどっちがいい!?/
2022(令和4)年の日本人の平均寿命は男性が81.05歳、女性が87.09歳。
先の長い人生に向けて、公的年金だけでは老後が不安だと考える人たちが増え、
確定拠出年金をはじめる人も増えてきているみたい・・・
そして確定拠出年金には、「企業型」「個人型」2種類あるのをご存知ですか?
今回はその2つの違いを中心に説明していきます!
【企業型拠出年金「企業型」と「個人型」の違い】
確定拠出年金とは、個人またはその企業が掛金を算出し、
自分で資産運用を行ってその実績に基づいた「年金」を受け取れる制度のこと💡
確定拠出年金には「企業型」と「個人型」2つのタイプがあり、
「企業型」は基本的に会社が退職金制度として導入しているもの、
「個人型」は個人が加入する私的年金です!
企業型 | 個人型 | |
加入 | 会社が制度導入している場合に加入 | 自分の意思で加入 |
掛金 | 会社が給与から払う | 自分で払う |
支払い方法 | 会社から支払い | 自分の口座から振替 |
金融機関 | 会社が選ぶ | 自分で選ぶ |
運用商品 | 会社が用意した商品から選ぶ | 自分で選んだ商品から選ぶ |
口座管理料 | 会社負担のケースが多い | 自分で負担 |
ちなみに個人型はiDeCo(イデコ)、
企業型は企業型DCと呼ばれています☝
【企業型の罠とは?】
企業型にだまされるな⚠と言う人もいるけど、
正しく理解していれば怖くありません!以下のポイントに注意してください。
1.運用したい商品が提示された中にない可能性がある
運用商品を選ぶのは企業なので、従業員はその中からしか選べません。
2.自分で金融機関を選べない
運営管理機関を選定できるのは掛金を拠出する事業主(企業)のため。
3.運用リスクを負わなければならない
企業が選定してる商品でも運用次第で受取額が増減します。
4.原則、中途解約はできない
退職する場合も基本的に、転職先の企業型か個人型(iDeCo)に資産を移管する必要があります。
5.退職後放置すると勝手に自動移管される
6ヶ月以内に手続きしないと、運用していた資産がすべて
国民年金基金連合会に移管されてしまいます。
移管後、毎年管理手数料が引かれてしまう・・・⚠
※月52円×12ヶ月=624円引かれる計算。
企業型DCは入るときに退職後のことも考えましょう!
【個人型のデメリット】
1.個人でしなければならない手続きが多い
運用する商品を選ぶことも、運用の状況を分析することも
すべて自分でしなければなりません。
2.元本割れする可能性がある
これは企業型も同様です!
3.60歳になるまで引き出しや解約ができない
つみたてNISA等と異なり、原則 中途解約ができないので注意⚠
※企業型も同様です。
4.何かと手数料がかかる
4種類ほどの手数料がかかるので、手数料の合計が
運用利回りを上回ってしまう可能性も…。
5.掛金の上限が人によって異なり、加入できない人もいる
職業によって異なる上限額が設定されています。
また、国民年金保険料を支払っていない人や65歳以上の人は加入できません。
6.受け取り時に課税されるケースがある
受け取り方が3パターンあり、それぞれ税金のかかり方が違います。
自分に合った受け取り方法を選ばないと損してしまう可能性が…。
【結果どっちをやった方がいいの?】
▶企業型DC、個人型(iDeCo)どっちを選択するべきかは、
投資知識の有無や積極的に資産運用をしたいかどうかで異なります!
そのため、一概にどちらがいいとは言えません。
個人型(iDeCo)は選択肢が多く、企業型DCよりも
高い運用成績を残せる可能性がある一方、
企業型DCは掛け金や手数料を会社が負担してくれるので、
限られた商品にはなりまsが
無理なく資産運用ができ、初心者でも気軽に始められます!
⚠ただし・・・⚠
企業型DC、個人型(iDeCo)のどちらも運用を行うのは「本人!!」
そのため、どちらを選ぶにしても最終的に責任を持つのは自分自身。
運用成績次第では将来の給付額に大きな差がついてしまうので、
正しい知識を身につけて資産運用をしましょう💡
【企業型と個人型の両方に加入することはできる?】
確定拠出年金は企業型と個人型の両方に加入すっることは可能!
ただし、下記の条件をすべて満たす必要があります⚠
1.企業型DCの事業主掛金が月額5万5000円以下。
2.個人型(iDeCo)の各月の掛金は、5万5000円から
企業型DCの事業主掛金を控除した金額の範囲内で、上限が2万円。
3.企業型DCでマッチング拠出していない。
※会社が拠出する掛金に加えて、加入者本人が掛金を上乗せして拠出すること。
4.企業型DCの他にDB(確定給付企業年金等)に加入している場合は、
上限額の5万5000円が2万7500円に、2万円が1万2000円。
確定拠出年金の掛け金上限額が
2024年12月から引上げられます!※一部の対象者のみ
【確定拠出年金が向いている人は?】
ここまで企業型・個人型の違いを説明してきましたが
確定拠出年金ってやった方がいいのかな・・・?
と悩んでいるあなたへ!!
以下の内容に当てはまる人は確定拠出年金が向いているかもしれないので参考にしてみてください✨
☑安定した収入があり、急な出費に対応できる
十分な備えがある人。
☑自営業や個人事業主
自営業や個人事業主は退職金がないので、
老後に支給されるのも国民年金のみ💦
確定拠出年金による老後資金の準備はおすすめかも。
☑税負担を軽減したい人
個人型(iDeCo)と企業型DCのマッチング拠出部分は、
拠出した金額が全額所得控除の対象となるので節税効果が!
☑20代~30代の若い人
20代~30代は将来受け取れる年金額に不安がある年代で、
なおかつ10年以上の加
入要件も簡単に満たせます。