★住宅ローン 死亡 どうなる?★
①ローン返済中に万が一があったら?
家を買った後に亡くなったり、
病気になって働けなくなったりしたら
ローンの返済ができないはずです・・・
▶その不安に備える仕組み
『団信(団体信用生命保険)』
住宅を買う時にみなさん一度は
不安に感じることがあると思います。
今日はそんな不安に備えることのできる
団信についてしっかり解説していきます!
②団信とは??
▶団体信用生命保険とは
住宅ローン返済中に
死亡または高度障害状態になった際
ローン残高が0円になる保険制度。
残った住宅ローンは保険会社が
代わりに支払ってくれる仕組みです。
もしもの時に家族を守ることができます。
➂保障される範囲
▶保障範囲は銀行により異なる
団信の種類 | 保障内容 |
一般団信 (ワイド団信) | 死亡・高度障害 |
がん団信 | 死亡・高度障害・がん |
3大疾病団信 | 死亡・高度障害+3大疾病 (がん・脳卒中・急性心筋梗塞) |
8大疾病団信 | 死亡・高度障害・3大疾病+5疾患 (高血圧症・慢性腎不全・慢性膵炎・肝硬変・糖尿病) |
11疾病団信 | 死亡・高度障害・がん+10の生活習慣病 (高血圧・糖尿病・腎疾患・肝疾患・慢性膵炎・脳血管疾患・心疾患・大動脈瘤解離・上皮新生物・皮膚がん) |
全疾病団信 | 死亡・高度障害・全ての病気・けが |
基本は死亡・高度障害状態が対象です。
特約の保障範囲は銀行により異なります⚠
④保険料は??
▶がん団信などは金利上乗せが必要
団信の保険料は銀行が負担する。
一般的に団信保険料相当額は
住宅ローン金利に含まれている。
特約をつけ保障を手厚くする場合
年0~0.3%程度の金利が上乗せされることが多い。
▶団信加入で金利優遇されることも
銀行によって所定の団信に加入することで
住宅ローン金利が優遇されることもある。
特約付団信(年0.3%)→年0.05%優遇→実質金利(年0.25%)
保障は手厚い方が安心感はありますが、
金利に上乗せとなるため返済額が増えます。
ただ最近はネット銀行を中心に
がん団信などを無料付帯できるところが増加傾向✨
➄団信加入の条件
▶住宅ローンをこれから借りる人
・団信加入は新規借入や借換えに限られる
・加入後のプラン変更不可
住宅ローン返済はこの先数十年間続くため
不安が生じないよう、保障内容に問題がないか
契約時に慎重な判断が必要です!
▶健康状態など所定の条件を満たした人
・団信は生命保険なので
加入時に健康状態の告知が必要
・年齢や告知内容によって加入できない場合も
現在の健康状態や持病の有無、
既往歴などを正直に告知する必要があります。
条件を満たしていない場合などは、
団信に加入できない可能性があります。
⑥加入できない場合
▶団信は原則全員加入
住宅ローンを利用する際は
団信への加入が必須条件。
持病や既往歴によっては審査が通らず
住宅ローンの契約自体ができない場合も・・・
▶加入できない場合の対処法
・加入条件が緩和「ワイド団信」を検討する
・団信加入が任意「フラット35」を検討する
・名義を配偶者に変更する
団信なしの住宅ローンを契約する場合、
万が一のときに債務が残るため
団信の代わりになる対策が必要です。
(団信以外の生命保険に加入する。等)
⑦注意点
▶年齢や告知内容によっては加入できない
加入時の年齢は「ローン完済時に80歳前後」
であることが求められる場合が多い。
▶加入後の契約内容変更は不可
保障内容を選べるのは一度だけ。
▶免責事項がある
自〇など一部保障対象外の場合がある。
▶ローン完済できない場合もある
滞納による団信の失効・告知義務違反等が
あると保険金が支払われない。
⑧団信まとめ
▶団体信用生命保険とは
・万が一のときローン残高をゼロにできる保険
・特約をつけることで保障も充実
→基本的には死亡・高度障害が保障対象
→特約は金利に上乗せで付加が可能
・団信加入には条件あり
→新規借入・借換えのタイミング
→健康状態等の所定の条件を満たしている
▶団信加入の注意点
・年齢や告知内容により加入できない場合あり
・ローン残高がゼロにならない場合あり
住宅ローンは大きな金額の借入のため
万が一のときに返済不能等にならないよう
事前に備えておくことが大切です☘